1 商品を引き渡さない相手に引渡し要求する。
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期限を過ぎても、一向に商品を引き渡さない相手に、契約に基づいて商品の引渡しを請求する。
引渡しだけの請求は、きちんと期限を区切って引渡しの請求をしましょう。期限をつけていないと、相手の出方が分からなくなります。期限を区切って、期限内に引渡しがない場合は、次の手段の参考になります。
お勧めは、下記のように、引渡し請求と解除の通知をセットにすることです。
何時何時までに引き渡せと内容証明をだして、また後で、解除すると内容証明をだすのは、手間になりますので。
告訴について
内容証明郵便の書き方、出し方
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2 商品を引き渡さない相手に引渡しを請求する
引渡しがない場合には契約の解除する。
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契約で決めた期限までに約束をまもらない場合は、債務不履行として、債務不履行解除(民法541条)ができます。
もっとも、解除(債務不履行解除、契約を守らない場合の解除)は、いきなり解除する事はできず、いついつまでに約束を守れ(契約を履行せよ)、その期限までに契約を履行しなければ、契約を解除する、というふうに、相当の期間を定めた催告(催促)しなければいけません。
契約の解除と言えば、解除できますが、言った言わないと、後で争いになりかねません。そこで、解除は、内容証明ですることがお勧めです。
内容証明の文面は、「何月何日までに引き渡せ」と「期限内に引渡しがない場合は、解除する」という感じの文面になると思います。
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民法541条 債務不履行解除
当事者の一方がその債務を履行しない場合において、相手方が相当の期間を定めてその履行の催告をし、その期間内に履行がないときは、相手方は、契約の解除をすることができる。
法律の条文の読み方 書き方 |