1 「回収できるのか」
「回収できるのか」 取引先から、最終的に売掛金を回収できるのか、できないような恐れがあるなら考えるべきです。
いくら売上げても回収できなければ意味がありません。
仕事をすれば、人件費、材料費などが発生します。入金までの負担することになり自己資金が苦しくなる元になります。目先の売上を、追っては行けません。回収してこその売上です。
新たな設備投資にしても、回収できるのかを最優先にしましょう。能力以上の取引量を言われても設備投資
は避けるべきです。回収するまで仕事をくれるのか分かりません。同業者に仕事を割り振るなどして、自己防衛に努めましょう。
|
2 「危なそうな取引先には、徐々に、取引を減らす」
危なそうな取引先には、取引を徐々に、減らす。 やはり、もしもの時の損失を考えると、
取引量を減らしてでも、自己防衛すべきでしょう。 新しい商品を入れない、増産に応じないなどして、徐々にでも、減らし
ていくべきでしょう。
|
3 「現金取引を増やすこと」
とにかく、「現金取引を増やすこと」
現金取引の利点は、
@手元資金がふえる。⇒自己の資金繰りがよくなる。
A貸し倒れのリスクが減る。⇒連鎖倒産を回避できる。
B手形を割ってもらうことが、不用になる。 ⇒手形売却損がなくなり利益率が高まる。 銀行の融資残高を減らせ、担保に当座や、定期を銀行につまなくてよい。⇒資金繰りの改善
たとえ、売上が減ったとしても、貸し倒れてしまえば、貸し倒れの損のほうが、大きいでしょう。 売上より、利益率です。 利益率が高ければ、貸し倒れたときの損も、少なくてすみます。 難しいなら、せめて、人件費、材料費は、現金にしてもらいましょう。
|
4 時効の期間には、気をつける
消滅時効には、気を付けましょう。売掛金が2年、商行為による債権は5年で消滅時効にかかります。売掛金は短いので、特に気をつけましょう。 お急ぎの場合は、とりあえず内容証明で時効を中断しましょう。
消滅時効とは |